大腸がんの転移が発覚してもあわてない|最新医療でがん消滅作戦!

悪性細胞の移動

先生

定義と症状

悪性細胞ともよばれるがん細胞が正常の細胞と違う点は、成長が早いことと本来の場所から移動し離れた組織で増殖することです。後者の性質を転移といい、血液を介する血行性・リンパ液を介するリンパ行性と近くの組織に散らばって移動する播種性があります。元のがんを原発がん、転移してできたがんを転移がんとよびます。転移がんには原発がんの種類によって転移しやすい組織があります。例えば肺がんは副腎・肝臓・骨や脳に多く転移します。転移がんは症状が無く検診で見つかる場合や、原発がんが見つからずに先に発見されることもあります。転移がんの症状がある場合は大きさや部位によって異なり、肺への転移では息切れなど・肝臓への転移では黄疸など・骨への転移では骨の痛み・脳への転移では頭痛などがでます。

診断と治療

転移がんが最初に見つかった場合には、単純X線撮影・コンピューター断層撮影法CT・核磁気共鳴画像法MRI・陽電子放射断層撮影法PETなどの画像診断や血液検査などによって原発がんの検索がおこなわれます。血液検査の例としては、前立腺がんでの前立腺特異抗原PSAの検査などがあります。転移がん組織の生検で、原発がんを推測することもおこなわれます。原発がんが見つかった場合、患者さんの全身状態も考慮して手術で除けるがんは摘除します。転移がんについては、原発がんに対して使われる特定の化学療法・生物学的療法・標的療法やホルモン療法などの全身療法やがんの種類や部位によっては放射線療法もおこなわれます。痛みなどの症状や化学療法剤の副作用を減らすための緩和療法も実施されます。